※ いわゆる「残コン」「戻りコン」とも、JIS上は「戻りコンクリート」が正式名称です。
  (令和6年のJIS改正にて明確化)

当組合では令和5年4月より、荷卸し前の「戻りコンクリート」につき有償化を実施し、産業廃棄物の削減と環境負荷低減に取り組んでまいりました。しかしながら、皆様のご協力をいただいているにもかかわらず、十分な削減効果には至っておりません。
このため、このたびは一部荷卸し後の残存コンクリートにつきましても、処理費用を有償とさせていただくことといたしました。諸般の事情をご賢察いただき、何卒ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


1.実施開始日
  令和8年4月1日出荷分より (令和7年4月1日付「価格表」に予定記載の通り)


2.金額
  5,000円/㎥ (従来の荷卸し前の「戻りコン処理費用」と同額)


3.処理費用の対象
・JIS A 5308:2024の定義(注)に基づき「購入者の事情で不要となったもの」「荷卸し時に残ったもの」を対象といたします。
※JIS上の定義ではありませんが、以下本書面では慣例に倣い、便宜上、荷卸し前のものを「戻りコン」、一部でも荷卸ししたものを「残コン」と記載します。尚、今後は「戻りコンクリート」ないし「戻りコン」の表記に順次統一してまいります。
・「残コン」については、当面大型車のみを対象といたします。
 (「戻りコン」は従来通り、小型車・中型車も対象となります)
・本件処理費用は環境負荷低減の観点から、「戻りコン」「残コン」ともに実施開始日以降、新旧の価格契約に関わらず一律にご請求申し上げます。


4.残存量の確認および伝票へのご署名について
・荷卸し完了後、現場ご担当者様お立会いのもと、配送担当者(運転手)がドラム内の残存コンクリート量を直接目視にて確認いたします。下記に添付の「残量確認シート」を用いて残数量をご説明いたしますので、確認伝票へご署名をお願い申し上げます。
・伝票記載の残存量は確認シートに基づき「1㎥未満切捨て」といたします。
・「戻りコン」についても、同様に確認伝票へのご署名をお願いいたします。


5. 周知期間
・令和7年10月~令和8年3月を周知期間といたします。
・この間、「残コン」処理費用はご請求いたしませんが、発生時には現場ご担当者様お立会いのうえ「残量確認シート」にて確認を行いますので、ご協力をお願いいたします。なお、「戻りコン」については従来通りご請求申し上げます。


注:「JlS A 5308:2024」の「戻りコンクリート」の定義:『出荷したレディーミクストコンクリートのうち、購入者の事情で不要となったもの又は購入者の品質要求に適合しないもの、荷卸し時に残ったもの、若しくは運搬車のドラムに付着したもので、自工場に持ち帰ったコンクリート(付着モルタルを除く)』 → JISの定義上は、「戻りコン」と「残コン」に区別はございません。